フォーチュン誌中国語サイトはこのほど、2019年世界を変える企業52選を発表し、クアルコム、マスターカード、BYDがトップ3となった。今年は中国からBYDに加えてアリババ、百度の3社がランクインした。
3社の中国企業がランクイン
BYDについて、ランキングは、同社は最初は携帯電話用バッテリーメーカーで、2003年にようやく最初の自動車を開発したが、ここ3年で世界最大の電気自動車メーカーになり、最近ではテスラを超えたと評価。
BYDが開発する電気自動車のデザイン・生産プラットフォーム「Eプラットフォーム」は成功の鍵と言える。低スペックのBYD電気自動車の価格はわずか8500ドルほどである。
アリババは37位。ランキングは、アリババの農村淘宝サイトは全国3万以上の村にサービスセンターを設置し、農村の業者のオンライン販売をサポートしていると評価。2018年、中国最貧困地区の業者はアリババを通じて39億ドル相当の商品を販売した。
アリババ傘下の淘宝中継は勢いのある動画中継サイトで、司会者がオンラインで販売できる。淘宝中継承諾教会の農村部の業者1000人が動画を通してマーケティングし、年内に中継サイトでの農産品の売上高を4億4000万ドル増やす計画。
百度は39位。ランキングは、百度は人工知能(AI)技術を利用して中国の辺鄙な地域の医療衛生を支援したと評価。例を挙げると、同社は簡単な眼部スキャンで目の病気を検査するコンピュータビジョンソフトを開発し、正確率は94%(わずか10秒で検査)に達する。
百度は乳がんや閉塞性肺疾患などの病気を検査する類似の技術を開発中で、AI診断サイトを開設して農村部の医師を全面的にサポートしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年8月23日