グローバル三大指数が最近、中国A株の構成比率(ウエイト)を引き上げると発表し、9月にはA株市場へ大規模な外資が流入するとみられている。
具体的には、MSCIが先ごろ、A株の構成比率を10%から15%に引き上げ、年末までにさらに20%へ引き上げると発表した。FTSEラッセルは8月24日、中国A株の構成比率を5%から15%へ引き上げ、その変更を9月23日から適用すると発表。9月6日には、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが指数に採用する中国A株のリストを発表する予定で、構成比率25%相当のA株が一度に採用され、その変更が9月23日の取引開始前に適用される見通しだ。
「グローバル三大指数が相次いでA株の構成比率を引き上げれば、9月にはA株市場へ300億米ドルから400億米ドル(2100億元から3200億元)の資金が新たに流入し、A株市場の時価総額を押し上げる見込みで、市場にポジティブな投資マインドが波及し、9月相場は押し上げられるだろう」。『証券日報』記者の取材を受けた蘇寧金融研究院特約研究員の何南野氏はこのような見方を示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年8月30日