ワシントン観光局が27日に発表した年間報告書によると、昨年ワシントンを訪れた中国人客は22万6000人で、前年比で25%も減少した。
米国観光協会の最近のデータによると、中国人客の減少首都ワシントンだけでなく、全国的な現象となっている。訪米中国人客は昨年、前年比5.7%減の299万人となった。
ワシントンに近いプリンスジョージズ郡の観光広報部門の責任者によると、現地のホテルと外食業の間では懸念ムードが広がっている。
業界関係者はこの流れについて、中米経済貿易摩擦が主な原因の一つと判断した。ワシントン観光局の責任者は、「ホワイトハウスの一部の発言は、中国を含む外国人客のワシントン訪問の意欲を減退させている」と述べた。ニューヨーク観光部門も業界関係者に宛てた書簡の中で、経済貿易摩擦は中国人客の数に影響を及ぼす主な要素だとした。
米国の観光関係者はまた、経済貿易摩擦により米国が長期的に中国人客を失うことを懸念している。関連データによると、訪米中国人客が減少する一方で、ロシアやその他の欧州諸国、豪州、カナダなどを訪問する中国人客が急増している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年8月29日