8月はA株市場でも債券市場でも外国人投資家の大幅な買いがみられた。香港証券取引所経由で上海上場銘柄を売買する「滬股通」と深セン上場銘柄を売買する「深股通」。この制度を通じて香港から中国本土へ流れる「北向き資金」の純流入額は2日、53億1000万元に上った。
単月でみると、8月の純流入額は計132億600万元だった。「北向き資金」は6月から3カ月連続で純流入を維持、直近3カ月の純流入額は累計678億3400万元に上った。
株式市場のほか、国内債券市場でも外国人投資家の買いが続いている。債券通有限公司の発表によると、中国本土と香港間の債券相互取引制度「債券通」(ボンドコネクト)の8月の出来高は3338件、売買代金は前月比68.5%増加、1日平均売買代金は153億9000万元だった。
中でも8月29日の売買代金は237億6000万元に上ったが、これは単月の出来高、単月の売買代金、1日平均売買代金、1日の売買代金のいずれでも運用開始以来の過去最高となった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年9月4日