中米各界の関係者、経済貿易摩擦への対策を提案

中米各界の関係者、経済貿易摩擦への対策を提案。

タグ: 中米貿易摩擦

発信時間:2019-09-09 10:31:42 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 「米中関係の40年を見守ることができ幸運だ。私は協力という手段により双方に存在する重要な問題を解消できると常に信じている。これは米中両国の世界平和及び進歩に対する共同の責任だ」


 7日に北京で閉幕した中国発展ハイレベルフォーラム2019のシンポジウムにて、米国のキッシンジャー元国務長官のビデオメッセージが、国内外の来賓が心に抱く共通の声を発した。


 現在の中米関係をいかに見据えるべきか、中米の経済は「断絶」されるのだろうか。今回のシンポジウムで、中米の関係者は中米経済貿易関係などの議題をめぐり議論を展開した。双方は意思疎通により食い違いを理性的に処理し、競争において協力を強化すべきであると呼びかけた。これこそが両国、さらには世界の人々に対する責任ある大国としての姿勢であると主張した。


 シンポジウムに出席したカーネギー国際平和財団のマイケル・スウェイン上席研究員は「21世紀に入ると、国の範囲を跨ぎ、世界で共同で対応すべき問題が絶えず生じている。これらの重大問題を解消するためには、協力的でより理性的な態度をとる必要がある。米中双方は将来的に競争するだろうが、競争は対抗ではなく、一方がもう一方を支配するということでもない」と述べた。


 ハーバード大学のロバート・バロー教授は「ウィンウィンは国際貿易の持続可能な発展の無二の法則だ。米中両国は国交樹立以降、各自の経済発展から多くの利益を手にしている。米中関係はゼロサムゲームではなく、非ゼロサムゲームだ」と話した。


 米国のロバート・ホーマッツ元国務次官は「米中は40年前、2つの大国が30年弱に渡り互いに距離を置き、敵視し、さらには衝突・対抗する局面を終えた。皮肉なことに、米中経済を断絶させようと主張する人物が今や米中関係を破壊しようとし、これまでの開放の成果を逆転させようとしている。これは両国の発展ばかりか、世界の経済発展に損害をもたらす」と指摘した。

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