自動車の輸入についても、政策支援に力が入れられている。商務部は先ごろ、『自動車の並行輸入の一段の発展促進に関する意見』を通達。これまで並行輸入が認められてきた指定地域での試行の成果を全面的に拡大するとして、国務院の承認を得た完成車の輸入港について、輸入実績が年間1000台に達する場合は、届け出さえすれば、並行輸入を認めるとした。
2014年10月から、商務部は関連部門と共同で一部の地域で自動車の並行輸入を試験的に解禁し、2019年7月末時点での各試行地の企業による並行輸入実績は累計41万8000台に上った。価格については、減税策による値下がりもあるが、中高価格帯の自動車の大半が15%以上下がった。中には30%以上も下がったケースもあり、並行輸入された車種は200車種以上あり、うち50車種以上は国内にない車種だという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年9月9日