■製品構造の最適化
電気・機械設備の輸出額が全体に占める割合は57.9%に達した。中でも、集積回路(IC)、コンピュータ及び部品、モーター及び発電機などの製品の付加価値が一段と高まり、輸出単価はそれぞれ36.9%、4.1%、4.5%上昇した。7大労働集約型製品の輸出額は7.3%増加。うち、玩具は33.7%増加、プラスチック製品は18.2%増加した。
■貿易方式の最適化
一般貿易は高い靱性を維持している。一般貿易の輸出額は9.4%増加、全体に占める割合は前年同期を1.8ポイント上回る58.8%に拡大。輸出全体の伸びに対する寄与率は87.9%に上った。
こうした変化は対外貿易の質が向上したことを示しており、核心的競争力を押し上げることにもつながるなど、貿易目標の達成が期待される。
商務部研究院国際市場研究所の白明副所長は、一般貿易の場合、サプライチェーンの延伸や技術的付加価値の向上は自己成長力の高まりを表すものだ指摘。一般貿易の比率拡大は中国の対外貿易力の向上を示しているとの見方を示した。
興業銀行のチーフエコノミスト魯政委氏は、中国の輸出が多様化したことで、貿易摩擦による影響を和らげる効果があらわれてきていると指摘。これによって外部リスクへの円滑な対応につながるだろうと述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年9月16日