上海市政府は16日、42件の外資プロジェクトの契約調印式を一括して実施した。プロジェクトの投資総額は77億ドル(約550億人民元)で、うち1億ドル超の大型プロジェクトが15件ある。分野はスマート製造、バイオ医薬、化学工業、集積回路、新エネルギー、新材料、商業貿易、金融など多岐に渡ることからも、上海市の外資との協力が一段と高度に、より広い分野に、奥深く進んでいることが明らかになった。
上海市の許昆林副市長は式典で、「開放は上海にとって最大の強みだ。上海はこれまで中国改革開放の最前線を歩み、各企業の上海での投資と起業を歓迎してきた」と指摘。2019年1-8月は、上海市の新規外資プロジェクト、外資契約額、実質外資導入額ともに急成長を維持、伸び率はそれぞれ47.8%、9.6%、13.4%に上った。多国籍企業による地区本部新設数は31件、アジア太平洋地区本部新設数は18件、研究開発センター新設数は10件に上る。8月末時点で、上海市の外資契約額は累計5000億ドルの大台を突破、実質外資利用額は累計2500億ドルを上回り、中国全体で引き続き上位を維持した。これまでの合計で、多国籍企業による地区本部設置数は701件、アジア太平洋地区本部設置数は106件、研究開発センター設置数は451件に上り、中国本土で多国籍業の地区本部と研究開発センターが最多の都市としての地位が一段と強固になった。これは外資が引き続き中国と上海の先行きに明るい見通しを持っている確かな証拠だと言える。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年9月17日