中国国家発展改革委員会(発改委)の孟瑋報道官は18日、「市場参入ネガティブリスト(2019年版)」の改訂作業が完了し、承認待ちだと発表した。2019年版のリストは既存の枠組みを維持したうえで、一段と長さを縮小し管理措置を削減、リストの構成を見直した。
孟瑋報道官は18日の記者会見で、「2019年版ネガティブリスト改訂の過程で、30以上の全国的に重要な業界団体や専門家、特に関連企業から意見を聴取し、フィードバックにあたり真摯に検討を重ねた」とし、「リストの安定性と連続性を確保するとともに、科学性と規範性を強化した」と述べた。
2018年末に、中共中央と国務院の承認を経て、発改委と商務部は「市場参入ネガティブリスト(2018年版)」を発表した。
孟瑋報道官は、「市場参入ネガティブリスト制度の実施は良好な成果を上げた」と指摘。具体的には、①統一的で公平な市場参入ルール体系を構築し、市場参入管理モデルはより開放的で包摂的、予見可能なものとなった。②市場主体の信頼感を高め、市場主体の創業創新に大きな余地を提供した。③政府の監督管理行為を規範化し、政府の「位置付けの適正化」「反則・越権行為の防止」「管理の空白を作らない」を効果的に推進した。④市場主体の活力を喚起し、資源配分で市場が決定的な役割を発揮できるよう一段と促した――という。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年9月20日