ゼネラル・モーターズが破産保護措置を申請して10年が経った。この期間、ゼネラル・モーターズの発展は順調ではなく、圧力に耐え続ける業績により、同社は全米自動車労働組合(UAW)との利益配分の合意に達することができず、約5万人の従業員が33カ所の工場と22カ所の部品倉庫に警戒線を張り、ストライキで交渉失敗への不満を示した。
フォード・モーター北米支社で長年勤務した業界関係者は『証券日報』に対し、「ゼネラル・モーターズの全米での従業員ストライキがエスカレートすれば、同社の損失は1億ドルを超える。ゼネラル・モーターズの帳簿に十分な現金があり、自動車の販売代理店にも十分な在庫があるため、1週間以内にストライキが大きな影響を及ぼすことはない。しかし、長期化すれば、投資家の懸念が高まり、同社の株式に大きな影響が出るだろう」と述べた。
特筆すべきは、10年以上増加していた世界の自動車販売台数が鈍化し始め、自動車メーカーはリストラや減給を通してさらなる低迷に対応せざるを得ない状況になっている点である。『証券日報』の大まかな統計によると、過去1年で、米国、イギリス、ドイツ、カナダなどの自動車メーカーが発表したリストラ人数は6万人を超える。