北京市政府は26日、中華人民共和国成立70周年シリーズの文化建設に関する記者会見を開いた。会見で、北京市国有文化資産管理センターの責任者の董殿毅氏は、13年間の北京市の文化産業の年平均成長率は16.1%、文化産業の増加値が市の域内総生産に占める比率は9.6%で、全国トップを維持し、全国平均を5.4ポイント上回ったと紹介した。
国家統計局の推計によると、2017年の北京市の文化産業の増加値は2700億4000万元で2004年の7倍、年平均成長率は16.1%となった。2019年1月から7月の全市の一定規模以上文化産業の収入は6803億7000万元で、前年同期比9.3%増加した。
文化産業は急成長して首都の基幹産業になったと同時に、文化商品とサービスも豊富になっている。董殿毅氏によると、2018年の文化・娯楽類の消費額は1628億2000万元で前年同期比10.8%増加した。
北京市は近年、恵民文化消費シーズン、恵民文化消費電子チケット、文化消費ブランドランキングなどの一連の措置を次々と打ち出し、国の文化消費の試行の経験を積んでいる。
うち、恵民文化消費シーズンは2013年から7回開催し、直接的な文化消費は720億元に達する。文化消費電子チケットは2018年末までに消費補助1億1000万元を提供し、文化消費を7億8000万元以上押し上げた。割引クーポン、提携機関による割引、優待価格イベントなどを合わせると、北京地区の消費者に約3億3300万元を割り引いた。
2016年から4年連続で開催している「文化恵民廟会遊覧、楽しい旧正月」イベントでは、首都市民に110万枚の春節縁日入場券を配り、配布率は100%に達した。