中国政府は27日、総合白書「新時代の中国と世界」を発表した。初の発表となった同白書は、事例やデータを用いて新中国の発展と達成を全面的に振り返り、中国が一貫して世界平和を築く者であり、全世界の発展に貢献する者であることを明確に示した。
白書は、1949年10月1日の新中国成立から現在までの70年間における国家経済の実力増強、国民の生活改善、国際的地位と影響力の向上の歴史を振り返り、中国と世界が連携し互いに働きかけながら発展し、中国自らの発展が世界の平和と安全を向上させたことを示した。
まず、中国は自らの発展に適した道を歩んできた。新中国は中国共産党の指導のもとで「中国の特色ある社会主義」という発展の道を探り当てた。この道は中国の現実に立脚し、また他国の経験を参考にしており、したがって先に進めば進むほど広がる。新中国は、発展途上国が現代化に向かうための経路を開拓することになった。
中国の発展は2点目として、「国が強くなれば覇権を求める」が歴史の法則ではないことを示してみせた。新中国の70年に渡る発展の歴史過程には、各種さまざまな「中国脅威論」がつきまとった。しかし中国は平和発展と協力とウィンウィンの道を歩みはじめ、歩みつづけている。白書は、中国はより開放的で包容性ある態度で、世界との良好な相互作用を形成し、自らと他者に対してより多くの発展のチャンスをもたしていくと論じた。
国際情勢がどのように変化しようと、自らがどのように発展しようとも、中国は永久に覇を唱えず、拡張せず、勢力圏を求めることをしない。中国は志を変えることなく、さらにすばらしい世界を建設するために貢献していく。(CRI論説員)
「中国国際放送局日本語版」2019年9月28日