中国代表団が米国農業州への訪問計画を取りやめたとの憶測を一部の海外メディアが伝えたことに対し、中国中央農弁副主任、農業農村部副部長の韓俊氏は21日に米ワシントンで、米国側と訪問計画について話し合っていたが、日程が決まらなかったと話した。各種の要因を総合的に考慮し、農業州を訪問することは当面見送るとしている。
韓俊氏は、今回の計画見直しが経済貿易交渉とは無関係で、独立した訪問計画として、米国の関係者から別途訪問を要請されていると説明した。
また、中国が平等と相互尊重のもと、中米農業貿易の規模を拡大し、両国の農業協力を深化させたいとの考えを明らかにした。
韓俊氏は同日夜、ワシントンで、米国の農場主や農業協会、農業企業、研究機関の代表者50名余りとの交流イベントに出席した際に、このような発言を行った。中米両国が同じような農業大国として、貿易協力の先行きが大きく広がっており、互恵・ウインウインの中米農業貿易関係を構築することが、両国民の根本的な利益になると強調した。
ワシントンで先ごろ終了した中米経済貿易問題の副大臣協議が建設的なものとなり、双方のリーダーによる第13回ハイレベル協議の準備が整ったと説明。「農業分野に関する話し合いはとてもスムーズに終わり、双方が誠意をもって十分な意思疎通ができた」としている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年9月23日