「中国は世界で唯一、国連が産業分類で挙げるすべての工業ジャンルを揃えている国だ」国務院新聞弁公室が20日に開いた記者会見において、工業・情報化部の苗圩部長は工業・通信業の発展状況について紹介した際に、「新中国成立から70年に渡り、わが党は団結し全国各民族の人民を率い、中国の特色ある新型工業化発展の道を歩むことに成功した。先進国が数百年かけた工業化の歴程を歩み、人類発展の歴史における奇跡を創った」と述べ、次のように説明した。
中国はジャンルの揃った、独立し整った現代工業体制を構築した。工業の経済規模は世界一だ。中国の工業付加価値は1952年の120億元から2018年の30兆元以上に達した。不変価格に基づき計算すると約971倍の成長で、年平均成長率は11%。
世界銀行のデータによると、中国の製造業付加価値は2010年に米国を抜き、世界一の製造業大国になった。これは19世紀中頃から150年後に、中国が再び世界一の製造業大国の地位を取り戻したことを意味する。鉄鋼を例とすると、1949年の生産量はわずか15万8000トンで、当時の世界の生産量の0.1%しか占めていなかった。2018年は5799倍増の9億トン以上で、長期的に世界の生産量の半数を占めている。
新中国成立から70年に渡り、中国の情報通信業に大きな変化が生じた。人々の生活への貢献において、カバー範囲が狭く、通信速度が遅く、通信料金が高いという3つの難題を解消した。我々は70年に渡り、世界最大規模の情報通信ネットワークを構築した。光ケーブルの全長は4500万キロ以上にのぼり、電話利用者数は17億人、ブロードバンド利用者数は4億4000万人、ネットユーザー数は8億5400万人に達した。