中国IT大手、AIチップで追い上げを図る

中国IT大手、AIチップで追い上げを図る。

タグ:中国IT大手 AIチップ

発信時間:2019-09-30 14:37:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 チップ分野のさらなる発展に伴い、AI技術との結びつきが強まり、AI技術を利用した応用例が増える。中国のIT大手は準備万端に整え、AIチップにより追い上げを図ろうとしている。


 9月25日の雲栖大会にて、アリババCTO、阿里雲(Aliyun)智能総裁の張建鋒氏は、世界最高性能の推理AIチップ「含光800」を発表した。RISC-Vとアリババ独自のアルゴリズムにより、その性能は78563IPSに、エネルギー効率は500IPSに達する。


 アリババは昨年の雲栖大会で、チップ企業「平頭哥」の設立を宣言し、正式にチップ分野に進出した。アリババは今年の年初、昨年の「達磨院」のチップ出荷数が2億個を突破したと発表した。平頭哥は7月に初の「玄鉄910」チップを発表した。これは現在、業界で性能が最高のRISC-Vチップの一つだという。


 先ほど発表されたAIoTチッププラットフォーム「無剣」により、チップ開発企業はコストを50%削減し、開発期間を半分に削減できる。アリババは過去1年でチップ、特にAIチップで多くの成果を手にしている。張氏も現場で「デジタル経済の時代、世界のAIチップ出荷数は29億個に達している。AIチップの将来性は高い」と表明した。


 2018年7月4日に開かれた百度AI開発者大会にて、同社の創業者で会長兼CEOの李彦宏氏は、自社製の中国初のクラウド全機能AIチップ「崑崙」を発表した。これは音声認識や自動運転などのシーンに用いることができる。世界ではアマゾン、グーグル、フェイスブックなどのIT企業もチップ業界に進出している。IT企業の進出は、世界のチップ業界の顕著な傾向になっている。


 AI技術の大規模応用に伴い、従来のチップ技術では需要を満たせなくなっている。CPUとGPUは汎用計算チップで、スレッド及び図形の処理のため設計されている。AI計算のエネルギー消費量が大きく、コストパフォーマンスが低い。そのためAI計算分野は、上述した問題を解消する専用チップを必要としている。


 百度によると、ビッグデータやAIの台頭に伴い、AI計算力の需要も拡大が続いている。2年毎にデータが倍増するが、計算能力に対する計算モデルの複雑度は5倍に増加する。これは、AIのチップに対する計算能力の要求が、2年毎に10倍拡大することを意味する。


 中国のIT大手はオンラインサービスのみに甘んじておらず、実態産業に浸透している。金融、観光、移動、小売などでは、「インターネット+」が発生している。インターネットソフトサービスを強化する一方で、ハードの取り組みも強化している。例えば百度は自動運転車とスマートホームに取り組んでおり、アリババにはIoT戦略がある。各種事業の計算には現在、大量のチップが必要だ。


 アリババ「AI Lab」首席科学者の陳穎氏は、広州日報の記者に「IT大手はAI事業で蓄積した技術力を発揮できる。生産するチップはまず自社のAIプラットフォーム及びその応用で使用される。これによりチップの発展を促し、好循環を形成する」と話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年9月30日

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