ガイガー氏はまた、世界の貿易体制を改めて評価。改善すべき点もあるが、ルールに則った貿易体制というのが、全体としての方向性になっているとして、追加関税をかけるというやり方にメリットはなく、こうした意味での保護主義は好ましいものではないと指摘した。緊張局面が続けば不確実性をもたらし、センチメントに影響を及ぼして、世界経済を長期的に減速させかねないと警告した。
WEFはこの中で、開かれた貿易体制の重要性を改めて強調。他の専門家らも、教育投資や技術訓練に力を入れ、より均衡のとれた包摂的な成長モデルによる世界経済の健全な発展を促すべきとの見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年10月9日