国家統計局は17日、8月の大中70都市の商品住宅販売価格変動状況を発表した。データによると、8月の不動産市場は全体的に安定を維持した。うち1・2級都市の新築商品住宅と中古住宅の販売価格の伸び率は、前月比と前年同月比で横ばいもしくは低下した。3級都市の新築商品住宅の販売価格の前月比の伸び率は前月と比べて横ばいで、中古住宅の伸び率はやや上昇したが前年同月比では低下した。
注意すべきは、2年ぶりに20都市が3カ月連続で中古住宅の価格を引き下げたことだ。1級都市の中古住宅の販売価格の前年同月比の伸び率は、昨年6月ぶり(14カ月ぶり)に低下した。
業界関係者によると、持続的に打ち出されている調整策に資金の引き締めが加わり、住宅価格の伸び率が全面的に低下する傾向が見られる。これは「黄金の9月」にとって幸先の悪いスタートとなった。政策が調整されなければ、今後数カ月に渡り70都市の住宅価格の伸び率が引き続き低下する見通しで、第4四半期の住宅市場を楽観できない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年10月15日