9月2日、上海浦東国際空港にパナマ産のパイナップルが再び到着した。パナマ産パイナップルは今年7月に初めて通常の貿易取引を通じて中国に到着し、今回が2回目となる。
パナマのゴールデンパインが地球の反対側から飛んで来たのは、昨年の第1回中国国際輸入博覧会の波及効果による成果だ。第1回輸入博で、初めてパナマのゴールデンパインを味わった来場者は「世界で最も甘いパイナップル」の味を忘れられなくなった。当時、パナマ産パインは中国の検疫証明を取得しておらず通常の貿易取引ができなかったが、税関の特別審査を経て第1回輸入博に出展し「甘い」と評判になり、輸入商から注目されるようになった。
第1回輸入博に出展して1カ月後、中国・パナマ両国は正式に「中華人民共和国海関総署とパナマ共和国農業発展部のパナマ産生食用パイナップルの中国輸入植物検疫要求に関する議定書」を締結し、パナマ産ゴールデンパインの「甘い事業」としての中国への旅が始まった。
第1回輸入博が閉幕してから約1年で、輸入博の波及効果が徐々に現れた。まずは、多くの海外企業が効率的で利便性の高い中国への新たな貿易チャネルを獲得し、販売ルートを開拓した。その一方で、輸入博は中国人消費者の旺盛なニーズに応えるためる窓口となり、多くの展示品は輸入博終了後に商品化され、多くの消費者の家庭に入り込み、国内の消費高度化に向け良質な商品を供給するようになった。