第1回多国籍企業リーダー青島サミットで発表された「多国籍企業対中投資40年」報告書によると、中国の1978年から2018年の実行ベース外資導入額は2兆1000億ドルで、世界最大の外資投資先の一つになった。中国の昨年の外資導入額は1349億7000万ドルで世界2位。巨額の投資の裏側には、中国の経済発展に対する世界の自信、中国と世界が発展の成果を共有する歴史的なチャンスがある。
中国の改革開放の40年以上に渡る歴史の歩みにおいて、多国籍企業は重要な参加者・観察者・受益者として積極的な力を発揮した。中国の改革開放当初、多国籍企業を含む域外企業が中国で投資・経営を開始した。北京航空食品公司、天津オーチスエレベーター公司、上海VWなど第1陣の多国籍企業投資プロジェクトは現在、人々によく知られた有名ブランドになった。多国籍企業がもたらす製品とサービスは、中国人の生活の各方面に浸透している。
中国がグローバル投資の人気目的地になれたのは、向上を続ける生産・消費能力、改善が続くビジネス環境のおかげだ。「中華人民共和国外商投資法」は全人代で可決され、2020年1月1日より施行される。上海市、広東省、福建省、山東省などで自由貿易試験区が設立され、外商投資参入前内国民待遇+ネガティブリストの試験が掘り下げられている。中国は実際の行動により、次の立場を表明した。つまり中国の開放の扉はますます大きく開かれ、ビジネス環境はますます良くなり、世界の多国籍企業により多くのチャンスを生み出すということだ。
世界トップ500社のうち約490社が中国で投資プロジェクトを持つ。チップ、スマホ、自動車、航空機、鉄鉱石、家電など、中国は多くの海外有名企業の売上増の重要なエンジンになっている。40年以上に渡る多国籍企業の中国における発展経験は、世界が良ければ中国が良くなり、中国が良ければ世界がより良くなることを証明している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年10月21日