中国国家発展改革委員会(発改委)と市場監督管理総局はこのほど、「新時代のサービス業の質の高い発展に関する指導意見」を共同で発表した。
「指導意見」は、供給側の構造改革を柱に、サービス業発展の方向性を明示、サービス業の質の高い発展に向けた重点的取組の実施を推進する。また、良質で効率的、合理的な配置、競争力の強いサ―ビス業の体系構築に注力し、産業のモデル転換と高度化および人々の素晴らしい生活へのニーズを満たし、経済の質の高い発展を実現するために重要なサポートを提供する。
「指導意見」は、サービス業の質の高い発展に向けた全体目標を次のように提起した。2025年をメドに、サービス業の付加価値額を持続的に拡大し、対GDP比を着実に拡大、雇用吸収能力を強化する。サービス業の標準化・規模拡大・ブランド化・ネットワーク化・スマート化の水準を顕著に向上させ、生産型サービス業の効率と専門化のレベルを向上させるほか、生活型サービス業が消費の新たなニーズに対応できる能力を増強、現代サービス業と先進製造業を深く融合させ、公共サービス分野の改革を深化させる。サービス業の発展に向け環境整備を進め、対外開放の分野と範囲を一段と拡大、経済発展と民生の改善、社会的進歩を支える機能を一段と強化し、優れた機能を備え、他との差別化が進み、ネットワークが整ったサービス業の質の高い発展の新たな構図を形成する。
サービス業の質の高い発展をめぐり、「指導意見」は10項目の重点課題を提起した。具体的には、サービスのイノベーション推進、産業の融合深化、サービス消費の拡大、空間配置の最適化、就業能力の向上、サービス標準の構築、サービスブランドの形成、公共サービスの改善、質的管理体制の整備、対外開放の拡大――などだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年10月23日