先般の中米ハイレベル経済貿易協議が、農業、知的財産保護、為替レート、金融サービス、貿易協力の拡大、技術移転、紛争解決の分野で実質的な進展を遂げ、双方は最終合意に向けて共に努力することで合意した。世界経済の現状を踏まえ、中米両国が歩み寄り、話し合いを通じて紛争を解決することは、両国と世界に大きな利益をもたらす。
昨年7月に米国政府が一方的に中米経済貿易摩擦を引き起こしてから、中国は「戦いたくはないが、戦うことを恐れず、必要な時はやむを得ず戦う」という一貫した立場を堅持し、米国からの極限までの圧力に対して筋の通った有益で節度ある対抗措置を採ってきた。米国の数回に渡る矛盾した勝手な行為に対して、中国は地道に理性的な態度で、断固として国家と人民の利益を守り、話し合いで見解の相違をコントロールし、世紀の駆け引きで中米が負のスパイラルに陥らないよう、大国としてのあるべき姿を示した。
中米両国は世界の二大経済大国として、世界経済を左右する重要な立場にある。両国が互恵協力を展開すれば、相互に大きな利益をもたらすだけでなく、世界のバリューチェーン、サプライチェーン、産業チェーンを通じて他の国や地域に伝わり、世界経済に大きなプラスの波及効果を生み出すことができる。