エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)は2015年にマクロ経済予測データを発表し、市場為替レートで計算する2050年の名目GDPトップ10は、中国、米国、インド、インドネシア、日本、ドイツ、ブラジル、メキシコ、英国、フランスになるとした。2050年にはアジアが世界のGDPの53%を占めるという。EIUの予測によると、世界の出生率の低下がこの変化の極めて重要な要素になる。世界の2010-50年の生産年齢人口の伸び率は、1980-2014年の年平均1.7%から0.3%に低下する。
他にも多くの機関が、2050年を区切りとする予測をしている。経済協力開発機構が予想するトップ10は、中国、インド、米国、インドネシア、日本、トルコ、ブラジル、ドイツ、英国、メキシコだ。ゴールドマン・サックスは、中国、米国、インド、ブラジル、ロシア、日本、メキシコ、インドネシア、英国、フランス。HSBCは、中国、米国、インド、日本、ドイツ、英国、ブラジル、メキシコ、フランス、カナダ。
またVisual Capitalistとスタンダードチャータード銀行はIMFのデータを元に今年1月に発表した報告書の中で、2030年の世界トップ10の経済国は、中国、インド、米国、インドネシア、トルコ、ブラジル、エジプト、ロシア、日本、ドイツとした。同報告書の最も物議を醸した予測はエジプトだ。2017年のGDPランキングで、エジプトは21位だった。2018年11月に更新された世界経済フォーラム白書は、米国、中国、日本、ドイツ、英国、インド、フランス、イタリア、ブラジル、カナダが安定的な「トップ10」になるとしたが、「2023年にインドがドイツを抜き、世界4位の経済国になる」と予想した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年10月24日