国家発展改革委員会(発改委)はマクロ経済運行状況に関する記者会見を開いた。国家発改委政策研究室主任の袁達報道官は、現在の中国の経済情勢、消費者物価指数(CPI)の3%上昇といった問題について詳細に回答・解説した。
中国経済が急減速? 発改委が海外の報道を否定
今年に入り国内外でリスクと課題が大幅に増加するなか、中国の経済運行は全体的に安定しており、経済構造の改善が続き、国民生活が絶えず改善されている。安定と前進を実現している。
国家統計局が発表したデータによると、今年第1-3四半期の経済成長率は6.2%。袁氏は「このペースは主要経済国の中で最速だ。特に第3四半期には経済成長率がやや低下したが、発展の質が持続的に向上中であることに注意が必要だ」と指摘した。
例えば産業のモデルチェンジ・アップグレードが加速し、工業戦略的新興産業付加価値が8.4%増、ハイテク製造業付加価値が8.7%増となり、一定規模以上の工業企業全体を大幅に上回った。全国の都市部新規就業者数は1097万人で、通年の目標をほぼ達成した。全国住民の平均可処分所得は実質6.1%増となり、経済成長と足並みをそろえた。単位あたりGDPエネルギー消費量は前年同期比2.7%減で、生態環境の質が全体的に安定した。全体的に見て、中国経済が高成長段階から高品質発展段階に移るにつれ、雇用が拡大し、住民の所得が増加し、生態環境が改善され、発展の質と効果が徐々に向上すれば、経済成長率の多少の変動は許容可能だ。