港珠澳大橋、建設から1年の成果を振り返る

港珠澳大橋、建設から1年の成果を振り返る。

タグ:港珠澳大橋 成果

発信時間:2019-10-25 14:37:35 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 車の移動距離は45分で、延べ150万台が往復。延べ2000万人以上が大橋を経由し香港を出入りした。港珠澳大橋は伶仃洋を跨ぎ、香港・珠海・澳門(マカオ)を結ぶ。この世界最長の海上大橋は、正式に開通してからすでに1周年を迎える。


 「利用者がこれほど増えるとはまったくもって想定外だった」香港特区政府路政署のエンジニアである張旭氏は過去1年を振り返り、感嘆を漏らした。彼女によると、春節期間中に港珠澳大橋を使い香港を出入りした人の数は、最大で1日延べ16万人弱にのぼった。現在は平日は延べ5万人、土日は平均延べ7万人という水準を保っている。


 港珠澳大橋は3エリアを結ぶだけでなく、大湾区を一つの全体にした。香港中国商会常務副会長の陳亨達氏は「大橋は3エリアを結ぶ黄金のルートになった。地域内の物流ネットワークが発展し、高級人材が自由に流動している。規模を確保した上で、真の協同効果を形成した」と指摘した。


 特区政府運輸署は23日、港珠澳大橋大湾区割当計画を発表した。資格を有する港澳越境マイカーは、港珠澳大橋を使い3エリアに向かうことができる。


 「橋経済」は大型交通ハブの所在地を利用し、優秀資源を集めることを指す。一国二制度研究センター研究責任者の方舟氏は「陸海空及び鉄道の優位性が重なり、港珠澳大橋は経済の高い潜在力を秘めている」と話し、次のように続けた。


 大橋口岸と人工島片区で航空シティ、科技パークを育成し、コールドチェーン物流などを発展させるほか、大湾区交通大動脈を貫くことができる。港珠澳大橋と香港国際空港は直線距離で近く、空港快線を大橋香港口岸まで延長できる。同時に大橋から珠海・澳門(マカオ)に至る空港の関連施設を整備する。大湾区内の多層的な交通網を形成し、橋経済のより大きな協同効果を発揮する。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年10月25日

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