深セン市とハルビン市が共同建設する地域を跨ぐ協力プロジェクト、深セン(ハルビン)産業園区が9月1日、ハルビン片区で着工された。ハルビン・北東アジア国際貿易センターの契約が4日交わされ、設立された。緑地控股集団、アリババ・グループなどの国内有名企業がこぞって入居している。ハルビンは現在、人気投資先になっている。
黒竜江自由貿易区の中心エリアであるハルビン片区は、次世代情報技術、新材料、ハイエンド設備、バイオ医薬などの戦略的新興産業、科学技術、金融、文化・観光などの現代サービス業、寒冷地氷雪経済を重点的に発展させる。ロシア及び北東アジアとの全面的協力の要衝、国内とつながりユーラシアに広がる国家物流ハブを建設し、全面・全方位振興の成長源及び模範エリアを作る。
黒河市委員会の主要責任者によると、黒河片区は国境地帯口岸物流ハブ、中露交流協力重要基地を作る。黒河片区と同時に建設開始される黑河月星中露越境物流ハブは、相互接続及び各種連絡輸送物流ハブの支柱を発展させ、黒河地区スマート物流プラットフォームを構築し、中露国境地帯の貿易を見据え北東アジアに展開する。
綏芬河片区は中露戦略的協力及び北東アジア開放協力の重要な場を作る。中露木材加工取引センターが近日中に同片区で着工される。木材越境産業チェーン及び産業クラスタを建設し、EC、サプライチェーン金融、スマート物流、越境貿易、生産・加工などを一体化させた木材集散サービスセンターを作る予定だ。
対外経済貿易大学国際経済研究院の李光輝研究員は「中国(黒竜江)自由貿易試験区の設立許可は、黒竜江省の改革開放に向け新たな開放の場を構築した。中国の改革開放の推進、一帯一路イニシアチブの発表に伴い、中国の国境地帯は改革開放の末端から先端に変わっている」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年10月26日