多くの消費者がシェア自転車の値上げを実感している。1.5元という初乗り料金は、一般的な路線バスよりも割高であることを意味する。実際にはシェア自転車だけではなく、カーシェア、モバイルバッテリーシェアも値上げされている。
業界関係者は「業界レベルで見ると、値上げは必然的な流れだ。シェア自転車業界の事業拡大及びシェア争奪後、企業は細やかな運営により利益を創出しなければならない。合理的な価格は業界の理性的な発展を促す」と述べた。
理想的なビジネスモデルの模索は、シェアリングエコノミー業界の難題と課題だった。いかにシェアビジネスで迅速に利益を創出するかは、業界内で模索されてきた問題だ。
中国政法大学知的財産権研究センターの李俊慧客員研究員は「これまでのシェアリングエコノミー業態に基づく各プラットフォームは赤字覚悟だった。シェア自転車の無料サービス、オンライン配車サービスの巨額の補助金は、いずれも赤字を生む。シェアリングエコノミー業態の競争は現在、理性的になっている。多くのサービスが補助金を減らしており、値上げも理解できる」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年10月26日