第1回中国空間科学大会で発表された情報によると、中国の有人月探査の関連活動が着実に推進されており、月面科学観測基地を建設する希望が出てきた。人類の火星上陸に向け科学・技術の確かな基礎を築く。
中国有人宇宙事業副チーフデザイナーの陳善広氏は、アモイで開催された今回の大会で次のように述べた。
有人月探査の過程において、宇宙飛行士が月面に探査施設を架設し、データと試料を採取することで、人類の月の形成及び変化に対する認識を新たにする。月の低重力、弱磁場、高真空などの特徴を利用し、物理・化学・天文・地質などの研究と現場での資源利用を行い、基礎科学の革新と発展を促す。人類の月における生存能力及び生存手段、基礎的な生命科学に関する問題を模索し、月面密閉生活環境を徐々に構築する。人類がより深い宇宙に向かうための基礎を築く。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年10月28日