今年も「双11」(ネット通販セール)の時期がやって来た。菜鳥網絡が明かした情報によると、各大手宅配会社は全ネットワーク自動化設備のテスト調整を終え、宅配ピークの準備を整えている。中国の宅配業に5000キロメートルに及ぶ自動化流れ作業ラインが完成し、今回の宅配ピークで全て導入され、物流効率と消費者へのサービス向上を保障するという。
天猫(Tmall)双11物流総指揮の趙剣氏は、「自動化流れ作業ラインは自動化とスマート化を通して荷物を全国輸送し、人による仕分け作業をなくし、荷物の輸送効率を高め、農村道から高速鉄道を移動する速度に変わったと言える。物流スマート化により、業界の自動設備の数も急増し続けている」と述べた。
四通一達などの宅配会社は自動化流れ作業ラインを絶えず更新している。百世が自主開発した風暴自動仕分けシステムはビッグデータ分析、クラウドコンピューティング、スマート端末、画像処理などの多種の技術を融合し、完全スマート仕分けを実現。韵達が率先して導入する交差帯自動仕分けシステムは一度のコードスキャンで全工程を行い、仕分けの効率を大幅に高めた。申通が発表した「小黄人」仕分けロボット、円通の「小藍人」仕分けロボットはより急速な配備で業界の自動化を推し進めた。中通は全国各地の単層自動仕分けラインを二層自動仕分けラインにアップグレードし、単位面積あたりの効率は持続的に向上している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年11月3日