移動通信産業の発展と科学技術のイノベーションを促進するため、中国は第6世代移動通信(6G)技術の研究開発を推進する。科学技術部は北京で先ごろ、発展改革委員会と教育部、工業情報化部、中国科学院、自然科学基金委員会と共同で、6G技術研究開発工作会のキックオフ会合を開いた。会議では国家6G技術研究開発促進タスクフォースと総合専門家作業グループの発足が宣言された。
科学技術部の王曦副部長は同会議で、「世界の6G技術研究開発はなお初歩段階にある。技術的方向性も不明確であり、鍵となる指標や応用シーンも統一的な定義がない。国家発展の重要な時期、6G技術研究開発を高度に重視し、全体計画を図り、効率的に推進し、イノベーションを発揮する必要がある」と述べた。
同氏はさらに、「今後、科学技術部は関連部署と共同で総合専門家作業グループを組織し、6G技術の研究開発案の制定業務、6G技術事前研究を行い、可能な技術的方向を探っていく。6G技術研究開発の系統的計画を通じ、移動通信と情報安全分野に関する一連の基礎理論、設計方法、コア技術問題をブラッシュアップしながら解決していく。基礎研究、コアとなるキーテクノロジー、標準規範など、多方面での壁を乗り越えていく。移動通信産業の発展とイノベーション型国家としての科学的基礎を築いていく」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年11月11日