第2回中国国際輸入博覧会に出展企業が新技術や新製品をもたらし、中国が「初リリース」と「初展示」の地となる会場内は満員となった。また、展示ブースの一角に知的財産保護と商事紛争処理サービスセンターが設けられ、大きな注目を集めた。輸入博覧会の開催に合わせて講じられた知的財産権保護の措置に対しては多くの企業から「安心感が強まった」との声が上がっている。
ハイレベルな開放とハイクオリティな発展を制度的に保障するため、市場化、法治化、国際化されたビジネス環境の整備が進み、知的価値を尊重する環境が構築されている。出展企業は一様に、中国が進めるビジネス環境の最適化に大きな期待を示した。
中国のビジネス環境がますます向上し、多くの出展企業がそれを感じ取った。
ザ・ランド・ミルク(上海)董事長の盛文灝氏は、かつては通関手続きが輸入牛乳の「ボトルネック」となり、従来の物流プロセスと税関検疫制度では牛乳の消費期限が15日しかないのに陳列まで8日以上かかったと話す。「輸入博覧会は通関手続きの効率を高め、ニュージーランドで生産された牛乳は最速3日で中国の消費者に届けられる」。第1回輸入博覧会の後、同社の牛乳販売量は26倍増となり、毎週3000本前後だった販売量が現在は最高8万本に上る。