国連貿易開発会議(UNCTAD)は先ほど発表した「米国の対中追加関税による貿易への影響」研究報告書の中で、「米国の追加関税は米中両国の経済を損ねている。米中貿易戦争により二国間の貿易額が激減し、消費財の価格が高騰している。米国の消費者が重い負担に苦しめられている」と指摘した。
UNCTADの国際貿易担当者は「UNCTADはこの研究報告書を発表することで、貿易戦争は主な競争者だけでなく世界経済の安定、未来の成長も損ねることを警告したかった」と話した。
報告書は最近発表された貿易統計データを分析し、米国の追加関税が輸入品のコストを引き上げ、これらがより高い商品価格によって輸入業者及び消費者に転嫁されていることを明らかにした。米国の消費者はこれにより重い負担に苦しめられている。米国の対中追加関税により、米国の今年上半期の輸出に25%の損失が生じた。さらにデータの分析により、関税が高く設定されていても、中国企業が対米輸出で依然として高い競争力を持つことが分かった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年11月13日