「事実が小説より奇妙な場合もあり、ブラックホールはその点をリアルに表している。これはSF作家が想像するいかなるものより奇妙である」。ホーキング氏は最後の著作『ビッグ・クエスチョン―〈人類の難問〉に答えよう』にこのように記した。
科学者らは努力を重ね、11月28日早朝、中国が自主開発した郭守敬望遠鏡(LAMOST)を使って「ブラックホールの王」、銀河系で発見した恒星級ブラックホールをとらえることに成功したと発表した。大きさは太陽の質量の70倍、地球からの距離は約1.5万光年。
恒星級ブラックホールにあるこのブラックホール「小さな覇者」の質量は科学者の想像をはるかに超えている。専門家らは、これは非凡な発見であり、天文学者は恒星級ブラックホールの形成パターンを書き換えることになると話している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年12月3日