中国工業情報化部(工信部)は3日、『新エネルギー車産業発展計画(2021~2035年)』の素案(意見募集稿)を発表し、2025年までに新車販売台数全体に占める新エネ車の割合を約25%に引き上げる方針を示した。スマートカーについては新車販売全体の30%に引き上げ、高度自動運転(レベル4)のスマートカーを限定エリアと特定条件下で実用化するとした。
専門家は、2025年時点での新車販売台数を3000万台として試算すると、この計画での新エネ車の販売台数は約750万台に上るとの見通しを示した。その上で、同計画は足元及び向こう15年の新エネ車の発展に関する綱領的文書となるもので、実施に移されれば、今後の新エネ車産業に関する計画を策定する際の拠り所になるだろうと指摘。長期的に新エネ車産業の発展に資するとの見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年12月4日