中国国家林業・草原局の張建龍局長は3日に開かれた第4回全国林業大会で、2019年1~9月の中国の林業総生産高は前年同期比5.3%増の5兆1300億元に上ったと明らかにした。
張局長は、ここ数年、中国政府が森林資源の育成強化や林業の発展加速に向けた一連の重点施策を講じてきたことで、林業の産業規模は大幅に拡大し、質的な向上も継続的にみられていると説明した。
2018年に中国のエコツーリズム参加者数は延べ16億人、生産高は1兆5000億元に上った。林産物の輸出入額は計1603億ドルに上り、世界最大の林産物の消費国、貿易国、花卉の生産拠点となったほか、原木やパルプ、用材の輸入、木製家具や木質パネルの輸出のいずれもが世界トップとなっている。
林業の第1、2、3次産業の比率をみると、2012年時点では35:53:12だったが、2018年には32:46:22となり、産業構造の高度化が進んでいることが分かる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年12月4日