中ロ天然ガスパイプライン東ルートが正式に輸送を開始し、ロシアの豊富な資源と中国の広大な市場の優位性の相互補完を実現した。これは両国のパイプライン沿線地区の経済・社会の発展の促進、住民の生活レベルの向上にもつながる。
中ロ天然ガスパイプライン東ルートの輸送開始は中国東部の天然ガスパイプラインネットワークの完備、中ロ天然ガスパイプライン東ルートと中国東北パイプラインネットワークシステム、陝京システム、「西気東輸」(西部から東部への天然ガス輸送プロジェクト)の相互接続を促し、「全国1つのネットワーク」の建設を加速化した。
これまで、ロシアの天然ガスは欧州輸出が基本で、市場は単一的だった。中国市場開拓はロシアの輸出ルートを大幅に改善し、ロシアの資源優位性から経済優位性への転化、沿線地区の経済成長を促す。
統計によると、2018年の中国の天然ガス輸入量は1214億立方メートルで、世界最大の天然ガス輸入国となった。ロシアの同年の天然ガス生産料は約6695億立方メートルで、世界の17.3%を占める。市場大国とエネルギー大国の間の協力余地はかなり大きいと言える。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年12月4日