中国国家統計局のまとめによると、2019年の全国食糧生産量は6億6384万トンで、前年より594万トン(0.9%)増加し、過去最高を更新した。
これには現代的種苗業が重要な役割を果たしたことが背景にある。新中国の成立から70年、中国種苗業の発展はゼロから出発し、大規模に、力強く、歴史的な飛躍を遂げ、現代農業の発展で最も活力ある革新的要素の1つとなり、国家の食糧安全確保に大きく貢献した。
先ごろ海南省三亜で開かれた「全国現代種苗業発展および南繁(冬季に南部の亜熱帯地区で夏季作物の優良種を育成する取組)シリコンバレー建設活動会議」の情報によると、中国で栽培されている主要農作物は優良種を基本的に全てカバーしており、植物の新品種保護申請件数は3年連続で世界一となった。現在建設中の国家種質資源庫(農業生物資源ジーンバンク)の長期保存能力は150万件に達し、世界一の規模だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年12月17日