中国が支援するパキスタンの職業技術学校と病院の2つの民生プロジェクトが16日、同国南西部にあるバルチスタン州グワダルで正式着工した。
職業技術学校プロジェクトの延床面積は7500平方メートル余りで、教室・実験室・図書室のほかに学生と教職員の宿舎なども併設される。同プロジェクトは中国港湾工程有限責任公司が工事を請け負い、工期は約19カ月の予定。
病院プロジェクトの延床面積は約1万2千平方メートルで、甘粛省建設投資(控股)集団総公司が工事を請け負い、工期は約2年の予定。現代的な総合病院を建設する計画で、病床数は150床の予定。
同日の着工式典で、バルチスタン州財政部のザフル・ブレイディ部長は中国政府と人民に感謝の意を表し、「この2つの民生プロジェクトは、グワダルの人的資源育成と医療水準の向上を助ける」との見方を示した。
中国駐パキスタン大使館の王志華参事官は、「中国はグワダルの全ての支援プロジェクトで、中国政府のグワダル発展支援と互恵協力の約束を実現した」とし、「パキスタン側が引き続き中国・パキスタン経済回廊プロジェクトを支持し、建設中プロジェクトが順調に完成するよう支援することを望む」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年12月17日