澳門(マカオ)の祖国復帰後、中央政府の力強い支援を受け、多くの越境及び現地重大インフラプロジェクトが相次いで竣工し、使用開始された。マカオと大陸部の接続に向けより堅固で信頼性の高いソフト・ハードプラットフォームが構築された。その最も中心的なプロジェクトは、港珠澳(香港・珠海・マカオ)大橋だ。中国網の記者は同橋のチーフデザイナーである孟凡超氏の独占インタビューを行った。孟氏はこの「スーパープロジェクト」にまつわるストーリー、及びマカオと粤港澳(広東省・香港・マカオ)大湾区の発展推進において発揮する重要な力について語った。
マカオ発展の「新エンジン」
孟氏は「港珠澳大橋の開通前、伶仃洋の両岸は地理的にほぼ隔てられていた。人員往来は海上交通が中心だった。陸路交通面を見ると、当時香港からマカオに車で移動するためには、虎門大橋から200キロ以上迂回する必要があり、非常に不便だった」と振り返る。港珠澳大橋の開通により、粤港澳1時間交通生活圏が現実になった。またマカオの広東省東部への影響力も顕在化している。
さらに大橋は大湾区の都市圏を構築し、一体化を実現した。これは未来の大湾区の資源配置、産業構造、さらには経済・社会構造に深い影響を生む。孟氏はマカオの今後の発展について、「これらを背景とし、マカオの文化・教育・観光の優位性がさらに大きく発揮され、珠江デルタにおける中核エンジンとしての力がより際立つことになる」と述べ、自信を示した。