中国中車株洲電力機車有限公司(以下「中車株機」)はフィリピン国有鉄道と18日、フィリピンの首都マニラで供給契約を結んだ。中国製の高速列車が初めてフィリピンに輸出される。
契約書によると、中車株機は2021年7月にフィリピン国鉄に設計上の時速が120キロの内燃・電力高速列車を3本交付する。
同日の契約式に出席したフィリピンのツガデ運輸大臣は、新華社のインタビューに応じた際に「フィリピンは中国との鉄道建設協力に非常に満足している。中国製の高速列車が一日も早く現地で運行することに期待する」と表明した。
中車株機の傅成駿総経理は「当社は同プロジェクトをスタートラインとし、フィリピンの鉄道輸送及び都市公共交通の建設に深く参画し、現地にレール交通システムのソリューションプランを提供する」と述べた。
中車株機は現在、シンガポール、トルコ、マレーシア、南アフリカ、チェコ、ドイツなどの20数カ国・地域でレール交通設備プロジェクトの50件の受注を獲得している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年12月19日