「粤港澳大湾区発展計画綱要」は、中国とポルトガル語圏諸国のビジネス協力に貢献するマカオの位置づけを明確にした。澳門(マカオ)貿易投資促進局の劉関華主席はインタビューに応じた際に、「マカオはこの位置づけをめぐり3本のルートを構築し、中国内陸部とポルトガル語圏諸国の経済貿易協力を促進する」と述べた。
劉氏によると、2003年に設立された中国・ポルトガル語圏諸国経済貿易協力フォーラムは、双方の貨物貿易を促進した。貿易額は2010年の3億2000万マカオ・パタカから2018年の8億1000万マカオ・パタカに拡大した。同フォーラムの部長級会議はマカオで5回開催されており、常設事務局もマカオで設立された。マカオはポルトガル語圏諸国との経済貿易交流の促進でも重要な力を発揮した。
劉氏は「昨年の中国とポルトガル語圏諸国の貿易額は1400億ドル以上に登り、同フォーラムが設立された2003年と比べ13倍以上に拡大した」
劉氏によると、マカオはポルトガル語圏諸国との経済貿易協力の、次の3本のルートの構築に取り組んでいる。(1)中国内陸部―マカオ――ポルトガル――EU。(2)中国内陸部――マカオ――ブラジル――ラテンアメリカ。(3)中国内陸部――マカオ――モザンビーク及びアンゴラ――アフリカ。中国内陸部の企業の海外進出に協力すると同時に、ポルトガル語圏諸国の企業を導入する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年12月19日