米バラード郡のトッド・クーパー郡知事はこのほど、新華社のインタビューに応じた際に「我々はかつて、人口及び雇用機会の二重の損失に直面していたが、2018年よりこの流れの逆転が始まった。これは主に中国企業の投資のおかげだ」と述べた。
バラード郡は米ケンタッキー州の西部に位置し、州都フランクフォートから車で約4時間の距離だ。南西はミシシッピ川とミズーリ川、北はオハイオ川とイリノイ州と向き合っている。この製造業、漁業、農業に依存する郡は、長年に渡り不況の波に苦しみ、失業率が下がらなかった。
クーパー氏は郡政府所在地の事務室で、新華社記者に「我々は雇用が12年連続で減少する低迷期を迎えていた」と述べた。
中国の山鷹国際は昨年、倒産した製紙メーカーを買収し鳳凰紙業とし、今年5月末に正式に再稼働させた。同社は今年8月に2億ドルの投資で、大型紙回収施設を建設する計画を発表した。それ以前の1億5000万ドルの投資を加えると、同社は現地で500人分の雇用枠を創出する見通しだ。