中国が輸入関税の一部を引き下げ、自動車産業のモデル転換を促進へ

中国が輸入関税の一部を引き下げ、自動車産業のモデル転換を促進へ。

タグ:中国関税

発信時間:2019-12-25 11:49:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国国務院関税税則委員会はこのほど、2020年1月1日から850品目以上の商品について、最恵国税率を下回る輸入暫定関税を適用する旨の通知を発表した。

 

 純電動車やハイブリッド車用の電動ブレーキ(ブレーキ電子制御ユニット、ペダルストロークシミュレータ、ブレーキアクチュエータなどで構成)の輸入暫定関税をこれまでの6%から5%に引き下げる。また、小型乗用車の自動変速機用トルクコンバータとアルミ製バルブスプール、その他自動車の自動変速機用トルクコンバータとアルミ製バルブスプールの輸入暫定関税を6%から3%に引き下げる。

 

 「自動車の自動変速機用トルクコンバータとアルミ製バルブスプールに対する関税の一部引き下げは、輸入の増加や自動変速機の製造コスト引き下げ、企業の競争力向上につながり、産業のハイクオリティな発展を後押しする」。中国自動車技術研究センター首席専門家の呉松泉氏は、暫定税率が自主的かつ一時的な優遇関税であり、将来的には国内産業の供給状況に応じて適宜調整されるとの見方を示した。「暫定税率の適用は、関税を含む各種手段を講じて自動車産業のモデル転換による高度化とハイクオリティな発展を目指す中国政府の方針が明確に示された」としている。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年12月25日

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