中国工業・情報化部の苗圩部長は、先ほど開催された全国工業・情報化活動会議にて、「5Gネットワークの建設を着実に推進し、共同建設・共有を掘り下げ、2020年末までに全国のすべての地級市における5Gネットワークのカバーを目指す」と述べた。
苗氏は「中国は今年正式に5G商用化を開始した。全国で開通している5G基地局は12万6000基にのぼり、5G携帯電話チップも商用化を開始した。来年は5G商用化の進展と結びつけ、4K・8K、VR(仮想現実)・AR(拡張現実)などの新技術の応用を加速し、中高級情報サービスの供給を増加する」と話した。
5G携帯電話にはどのような新機能があるのだろうか。IDCは次のように予想した。動画は5Gと最も密着し、使用体験を最も改善しやすい応用シーンだ。2021年には携帯メーカーの過半数が新たな映像システムハードに基づき、新型撮影カメラ・ソフトを打ち出す。さらに動画サイトと協力し、より多くの動画の楽しみ方を開発する。さらに5G機能とセットになる部品、アップグレード後のバックカメラは、携帯電話の内部構造の設計と積み重ねにより高い条件を突きつける。2020年までに約3分の1の携帯電話のディスプレイが、薄型と安定性を兼ねる「穿孔ディスプレイ」設計を採用する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年12月27日