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「小さな巨人」、中国の製造業を支える。
タグ：中国製 高品質発展
長期的に中国経済を観察していると、次のような現象に気付かされる。不確実性が増加し、マクロデータに時に変動が生じるが、経済発展の新動力を反映する重要指標（「工業戦略性新興産業の付加価値額の伸び率」「ハイテク製造業の付加価値額の伸び率」「ハイテク製造業の投資の伸び率」など）が常にGDP成長率を上回っている。これは中国経済の力強い基盤を示している。
その裏側には大手有名企業のモデルチェンジ・アップグレードのけん引があり、また多くの中小企業の力強い成長の支えもある。消費アップグレードと連結するスマートライフや医療機器、それから特大プロジェクトを支えるワイヤレス警備や精密部品など、専門的で精密で特別かつ新しい「小さな巨人」企業が台頭し、「中国製」の高品質発展を促している。
工業・情報化部は今年、第1陣・248社の「小さな巨人」企業リストを発表した。これらの企業は主要事業が好調で、競争力と成長性が高い。規模は大きくないが、各自の「得意技」を持つ。多くが業界内の特定分野の「チャンピオン」で、さらには世界的な優良企業だ。
中国の「小さな巨人」企業の9割以上が、産業技術基礎分野、中核基礎部品、重要基礎材料、先進基礎技術などの「4つの基礎」分野に分布している。「イノベーション」がその鮮明な特色になっている。
工業・情報化部のデータによると、第1期・248社の研究開発費が売上に占める割合は平均7.0％で、うち91.12％の企業が国家級もしくは省級の研究開発機関を設立している。「小さな巨人」企業は産業チェーンのあるサイクル、もしくは特定製品の投資と研究開発に取り組み、ニッチ市場を深く耕している。これは中小企業の専門的発展の能力と水準を十分に示しており、現場の最前線で範を垂れ、けん引力を発揮している。
関連計画によると、中国は3年内に「小さな巨人」企業を600社育成し、製造業の各分野のチャンピオン企業を育成する。さらに2021年までに大企業が中小企業の発展をけん引し、中小企業が大企業に活力を注ぐ融通発展構造の形成を目指す。中国で今後より多くの「小さな巨人」が台頭し、さらには絶えず「大きな巨人」に成長することで創業とイノベーションの火花を散らし、経済高品質発展を促す力強いエネルギーを生むことだろう。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2019年12月28日
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