高基準の畑は水・土・田・林・道路の総合ガバナンスを通じ、生産量の低い畑を日照り・洪水から守り、安定的に高生産量を維持し、食糧安全を守る。全国では昨年末までに、高基準畑が約6億4000万ムー建設された。今年は全国でさらに8000万ムー建設し、高基準畑の建設を新たな段階に押し上げる。2022年までに10億ムーの高基準畑を建設する。
高基準畑は食糧生産を担う。10億ムーの高基準畑により、食糧生産能力を1兆斤(1斤は500グラム)以上で安定させる。この数値は全国の食糧生産量の8割前後を占める。いかなる時でも生産・供給し、食料安全の基礎をしっかり守る。
高基準畑は農業生産の改善と「グリーン化」を推進する。プロジェクト区の農薬使用量を19.1%減らし、化学肥料の使用料も13.8%減らす。プロジェクト区の模範・けん引を受け、今年の全国高品質専用小麦の割合は33%に達し、前年より3ポイント増加した。
高基準畑の建設後、プロジェクト区の労働力、肥料、農薬などのコストが低下する。また食糧の生産量と品質が向上し、1ムーあたりの総合的な収益が約500元増加する。
高基準畑の建設には、巨額の資金が必要だ。中央財政は2019年に高基準畑の建設に859億元の資金を確保し、今年10月には2020年畑建設補助資金予算として616億元を通達した。資金注入により食糧生産を力強く支える。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年12月28日