■海外旅行消費額、2線・3線都市に軍配
携程がこのほど、傘下の旅行・ショッピングサイト「全球購」におけるユーザー1人当たりの消費額に基づき、「2019年海外ショッピング購買力ランキングTOP10」を発表した。それによると、上海市をトップに、深圳市、広東省珠海市、河北省唐山市、江西省南昌市、広東省中山市、浙江省台州市、江蘇省南通市、山東省済南市、浙江省金華市という順が明らかになった。
トップ10に2線都市から7都市もランクインしたうえ、1人当たりの消費額に至っては、北京や広州などの一線都市(主要大都市)や並みいる各省都をも抜いた実態が明らかとなった。3線都市からも河北省唐山市がランクインした。
専門家は、所得の増加と消費の高度化に伴い、2線・3線都市では旅行や海外ショッピングにおける購買力が高まっていることがうかがえると指摘した。質の高い海外旅行消費が2線・3線都市にシフトしている傾向が鮮明になっている。
旅行予約サイト「6人遊行網」の賈建強CEOは、「2線都市では旅行環境の整備が進んでおり、直行便の就航も増えている」と説明する。「2線・3線都市はここ数年で急速な経済成長を遂げ、所得水準も急上昇し、消費の面でも高度化が鮮明となっている。2線都市の観光客は高い購買力を備えており、より良質な旅行商品を選ぶことが可能になっている」としている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年1月5日