台湾メディアによると、2019年はスタートアップ企業が台頭した1年と言える。研究機関のベンチャーキャピタルのCBの最新統計によると、2019年12月時点で、世界のスタートアップ企業は430社に達した。中国大陸部のインターネット会社の字節跳動(バイトダンス)、配車サイトの滴滴出行、米電子たばこメーカーのベル研究所が世界スタートアップ企業トップ3となった。
台湾の『工商時報』ウェブ版によると、報告は、世界のスタートアップ企業430社の評価額は1兆3300億ドルに達し、うち100億ドルを突破した企業は28社に達したと明かした。
字節跳動は評価額750億ドルで世界最大のスタートアップ企業となった。2位は滴滴出行で評価額は560億ドル、3位は米国のベル研究所で評価額は500億ドル。
評価額が200億ドルを超えるスタートアップ企業は世界にわずか6社しかない。上述の3社以外に米オンライン決済のストリップス(352.5億ドル)、Airbnb(350億ドル)、スペースX(333億ドル)がある。
米国のスタートアップ企業は221社で、世界トップの数を誇る。中国大陸は101社、イギリスは22社、インドは19社、韓国は10社。
2019年のスタートアップ企業数は過去最高を記録し、多くの企業がその基準の評価額10億ドルの条件を満たしたばかりである。
米ソニックコンサルティングのジェーン・リャンCEOは、2019年の世界スタートアップ企業の激増は珍しく、5年前の市場でこれほどの規模の企業は目にしなかったと話す。
またジェーン・リャン氏は、「2008年以降、大量の資本がプライベート・エクイティ市場に流れ、スタートアップ企業の激増につながった。世界金融危機後、利益を求める投資家がプライベート・エクイティ市場に巨額投資し、世界にスタートアップ企業を生み出した」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年1月3日