「新時代の中国と世界」国際シンポジウムがこのほど北京で開かれた。国内外からの参加者は、「中国は世界と相互に影響を及ぼし合うなかで発展しつつあり、世界の平和と安定にプラスエネルギーを注いでいる。グローバルな問題と試練に直面するなか、中国は開放協力と相互利益を堅持し、世界に多くのチャンスをもたらす見通しだ」と述べた。
シンポジウムは国務院新聞弁公室が指導し、中国人民大学が主宰、各国の元政界要人・中国駐在の外交使節・企業経営者・識者などをはじめとして、国内外から数十名のゲストを招き、「新中国70年の発展の歩み」「中国発展の世界的意義」「人類運命共同体とグローバルガバナンスの未来」などの議題をめぐり議論を深めた。
参加者の多くは、「現在の世界は大きな発展・変革・調整の時期にあり、技術革新・気候変動・人口構造の変化などに由来するチャンスと試練に直面している。引き続き経済グローバル化が大きな流れとなるものの、反グローバル化がもたらす試練も軽視できない」との見方を示した。
ポーランドのグジェゴルツ・コウォドコ元副総理は、「厳しい世界的な試練に向き合い、中国は開放と包摂・相互利益の理念の提唱を通じて、断固として多国間主義を支持し、グローバルガバナンス体系の変革を推進、各国に問題解決に向けた新たな考え方を提供した」と評価した。
国務院新聞弁公室は2019年9月に「新時代の中国と世界」白書を発表し、中国の発展の成果・発展への道・発展の今後について系統的に紹介し、国際社会から広く関心が寄せられた。
ボスニア・ヘルツェゴビナのズラトコ・ラグムジジャ氏は、「白書は中国の過去70年の成果を示すとともに、未来に対する中国の人々のビジョンと熱意を示し、中国が平和と発展に尽力する決意を体現した」と指摘。「志があれば事は必ず成就する」と言われるように、中国は世界平和と安定にプラスのエネルギーを注入するのは疑いようがないとしている。