「ハシナガチョウザメが絶滅」という情報がこのほど、注目を集めている。ハシナガチョウザメのみならず、ヨウスコウカワイルカ、長江ジギョ、タチウオに関するニュースも人々の心を痛めている。
農業農村部は先ほど、2020年1月1日より長江流域の332カ所の自然保護区及び水産物資源保護区で、生産目的の漁獲を全面的に禁止すると発表した。長江主流及び重要支流の上述したエリア以外の天然水域では、遅くとも2021年1月1日から暫定10年間の通年禁漁を実施する。昨年12月23日、長江流域の生態環境を全面的に保護する法律「中華人民共和国長江保護法(草案)」が初めて、第13回全国人民代表大会常務委員会第15回会議の審議に提出された。
上海市の崇明、無錫市の江陰、南通市の如皋などは、長江河口の生態文明建設を目的とし、長江河口生態環境保護をめぐる司法協力を展開している。長江河口は世界の重要な生態脆弱エリアであり、魚類の「生きた化石」と呼ばれるカラチョウザメの生命周期における唯一かつ特有の生息地だ。上海は2016年に、上海市長江河口カラチョウザメ保護基地1期プロジェクトを建設し、稼働開始させた。崇明世界級生態島建設の重要な構成部分として、同基地の2期プロジェクトが正式に着工された。竣工は2021年を予定。
長江のため、人々は知恵を絞っている。南京市は昨年、長江横断プランを変更し、スナメリに道を譲った。安徽省林業局は昨年末、長江安徽区間スナメリ全流域保護活動事前リサーチを開始した。安慶、池州、銅陵、蕪湖などに分布しているスナメリ資源を統合し、安徽スナメリ国家級自然保護区の建設を準備する予定。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年1月8日