2020北京図書注文会を取材した記者によると、2019年の中国の図書販売市場の規模は引き続き拡大し、定価総額が前年比14.4%増の1022億7000万元と、初めて1000億元の大台を突破した。
今回の図書注文会の重要イベントとして、中国出版協会と中国書刊発行業協会が主催し、時代出版伝媒股份有限公司と北京開巻信息技術有限公司が共同運営した「閲読Xフォーラム」が8日に北京で開催され、「2019中国図書販売市場レポート」が発表された。
レポートによると、オンライン書籍販売の定価総額は前年比24.9%増の715億1000万元に上る一方、実店舗では減少が続き、4.24%減の307億6000万元となった。2019年の新書は19万4000種と、2018年に比べ6.70%減少。図書価格は上昇し、新書の定価中央値は2018年の40元から45元に上昇した。
これについて業界関係者は、出版社が減って質が向上するハイクオリティな発展を追求する大きなトレンドを反映しているとの見方を示した。また、オンライン販売の規模が拡大しており、2016年のオンライン販売の定価総額は初めて実店舗を上回り、2019年にはオンライン販売の定価総額の割合が70%に達し、読者がますますオンラインで本を購入する傾向が明らかとなっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年1月9日